（C）漁船保有状況

　アルジェリアの保有漁船は、大小合わせて約1，800隻といわれているが、その多くは木造の老令船であるため修理を必要とする場合が多く、実際に操業している漁船はすくない。
　100G/T以上の鋼造漁船については、最近数年間にわたって、僅かながら滅少傾向を示しており、89年末現在21隻（2，362G/T）にとどまっている。また、最近発注済み船舶の中にも漁船は見当らず、将来において経済事情の好転がない限り、漁船需要の増加は期待できない。
　しかし、100G/T未満の小型漁船については、近年かなり輸入され、かつ国産化も行われており、今後とも、ある程度の需要が発生するものと思われる。

前ページ　　　目次へ　　　次ページ