日本財団 図書館


 

 同港の開発計画として、Ro/Ro般用の2バース、既存埠頭の拡張などが予定されている。
 曳船は、2隻が使用できる。
 88年の入港船舶数は、82隻(544,887DWT)に達している。

10.オラン港

 同港は、アルジェ港の西方400キロの地点に位置し、アルジェ港湾局によって管理されている。
 港内へ至る水路は幅150m、水深24mである。
 港は、2つの防波堤によって防護され、埠頭(延べ3.5キロ)には、ワイン、穀物などの貨物を扱う特殊設備を含め、合計37バースがある。
 主要設備としては、コンテナ荷役装置、Ro/Ro般用の3バース、穀物サイロ、穀物荷揚げ装置(能力:1日につき4,000〜5,000トン)、クレーン(3〜40トン)41基、シャー・レッグ(最大能力80トン)数基などがある。
 タンカー・ターミナルには、Naftal社が運営する2バース(各長さ224m、水深9.75〜11.58m)があり、夜間バースも可能である。
 清水、食料、燃料油、ディーゼル油、ガスオイルなど、すべて供給が可能である。
 曳船2隻(1,500馬力、2,000馬力)および曳航用ランチ3隻(各45馬力)が使用できる。
 船舶修理設備は、スリップウェー3基があり、船舶の小修理が可能である。
 88年の入港船舶数は、397隻(2,765,122DWT)に達している。

11.スキクダ港

 同港は、アルジェ港の東方400キロの地点に位置し、スキクダ港湾局によって管理されている。
 外港の水路は長さ100m、水深15mである。埠頭は延べ2,484mで、17バース(水深6〜14m)がある。
 主要設備としては、クレーン(3〜6トン)8基、荷役用エレベータ2基、ポンツーン(100トン)1隻、穀物サイロ(貯蔵能力2万トン)、貨物保管用の上屋

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION