日本財団 図書館


 

86年74億ドル(FOB)、87年68億ドル、88年62億ドルと大幅に輸入を削減した。また一方では、輸出減少が対外債務の増大を招いている。88年末現在の累積債務残高は240億ドル(87年229億ドル)といわれ債務返済が大きな負担となっている。
 89年に入り、アルジェリアはIMFと世銀、更に日本、フランス、イタリア、スペイン、ベルギー、米国などの欧米諸国から次々に金融協定を取り付けており、89〜90年の債務返済繰り延べの危険はなくなった。
 世界の石油市況は上昇傾向にある。特にアルジェリアは、天然ガスの輸出量で世界第5位、液化天然ガス(LNG)の輸出量で世界第2位の実績をもっている。両方ともOPEC協定の割当生産枠にとらわれることのないエネルギー源で、世界需要も急速に拡大している。
 従って、90年以降は原油価格の高騰の期待と、天然ガス・石油製品や非炭化水素製品の輸出量を増大させていることなどからして、輸出収入の大幅な増加が確実視され、アルジェリア経済の好転が期待されている。

(2)船舶事情

(A)保有状況

 1989年末現在におけるアルジェリアの保有船腹量は、100G/T以上の鋼造船が146隻、合計8侶、170G/T(964,260DWT)であり、これを船種別にみると次の通りである。

096-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION