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る。
 曳船は6隻ある。100G/T以上の船舶の入出港には曳船の使用を強制される。
 船舶修繕設備は、港湾局所有のフローティング・ポンツーン(長さ36.57m)、その他潜水用機器があり、船舶の小修理が可能である。
 88年の入港船舶数は468隻(2,548,696DWT)に達している。
 港から24キロの地点にベニナ国際空港がある。
 同港は、全長4キロの突堤を建設して、港を大幅に拡張中であり、長さ約3キロ、水深12mの埠頭バースを建設する計画である。また、約120ヘクタールの土地を埋立てて、一般貨物倉庫、中継貨物保管用上屋、港湾用建物、道路などを建設中である。

3.マルサ・エル・ブレガ港

 同港は、Esso Standard Libya Inc.が運営管理する原油および石油製品の積出港である。
 港は、送油パイプラインによって、内陸のゼルテン油田と直結しており、ゼルテン油田からの原油の積出港として知られている。
 タンカー・ターミナルには、原油積出専用の3バース(M2バースは吃水12.8m,65,000DWT型船まで、No.3バースは吃水14.6〜14.9m,10万DWT型船まで、No.5バースは吃水に制限がなく、30万DWT型船までの収容が可能)のほか、石油製品専用バース(水深7.9m)、LPG/LNG専用の2バース(水深11.27m)、小型硫酸運搬船用ドック(水深7.9m)、乾貨物船用ドック(水深7.9m)などがある。
 港の東側にNational Oil Co.専用の3突堤があり、アンモニア、メタノールなどの積出し、および酸、アルカリなどの荷揚げに使用されている。
 清水、食料、バンカーなどの補給は不可能である。
 曳船は3隻(2,000馬力2隻と1,000馬力1隻)が使用できる。
 船舶修理設備はない。
 88年の入港船舶数は302隻(10,496,730DWT)に達している。

4.ラス・ラヌフ港

同港は、Veba Oil Operations B.V.の管理する石油積出港であり、別名シルカ

 

 

 

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