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 リビアにとって重大な問題は、世界的な石油需給緩和と高価格政策のため、リビアの産油量・輸出量とも最近著しく減少していることである。この結果、貿易収支の黒字幅は縮小傾向にある。
 リビアの外貨事情は、石油収入の好・不調に大きく支配され、外貨準備高は80年に120億ドル台という高水準を示していたが、リビア原油の生産・輸出量の激減に伴外貨事情は年々悪化し、87年には52億1,200万ドルと大幅に減少した。

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 リビアの対外債務残高は、89年末現在約70億ドルと推定されており、その50%以上連からの累積債務である。
 リビアの貿易相手国をみると、86年の輸出総額64億1,200万ドル(FOB)の28%はリア、14%は西独、13%はスペイソヘの輸出である。一方、輸入総額45億3,300万(FOB)の23%はイタリアからの輸入で占めている。
 リビアの主要輸出品の原油、石油製品および天然ガス(LNG,LPGなどを合む)85年には輸出総額の実に99.96%を占めており、残りは、主として羊毛、皮革、落花生、柑橘果物、ナッツ、海綿などである。
 輸入では、最大のシェアを占めているのが機械・輸送機器、次いで基礎製品、食料順位となっている。

 

 

 

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