
(9)評価
エジプトはスエズ運河を擁し、その運営、管理を通じ国際海運とは特に関係の深国である。 同国の船腹保有量は約123万総トンであるが、その大半は不経済船、老朽船であ、かつ輸出入貨物の増加に比して絶対的に不足している。 このため、これら船舶の代替建造をはじめ商船隊の整備拡充を目標に掲げている多額の対外累積債務をかかえており、加えて貿易収支改善のため輸入抑制策を検している今日の状況では新造船の対外発注は期待できない。 しかしながら、エジプトにとってわが国は米国およびドイツに次ぐ援助供与国とっており、船舶については、最近では資源調査訓練船(2隻)に続き航海訓練船1隻)の無償供与を決定している。 同国の経済事情等を考慮すると、斯業としては当面、経済協力船の案件の発掘にめて我が国への信頼度を高め、将来性を期して市場調査を行っていくべきであろう。
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