ラスト状態の場合9万DWT、満載の場合は、5万DWTまでのタンカーの収容が可能であり、最小12,000DWT型タンカーに使用されている。
2号バースは(最小水深24.08m)は、バラスト状態の場合265,000DWT、載荷状態の場合は165,000排水トンまでのタンカーの収容が可能であり、最小16,000DWT型タンカー(最小吃水17.07m)に使用されている。
3号バースは、最大吃水24,08mまでのタンカー(最大41万DWT型船)の収容が可能である。
液化ガス・ターミナルの4号LNGバース(水深15m)は、全長285m、最大吃水14m,10万排水トンまでの船舶の収容が可能である。
曳船は3隻(3,000馬力、4,000馬力、6,000馬力)が使用できる。
清水、食料の供給は不可能であるが、燃料油の補給は可能である。
同港における87年の入港船舶総数は、228隻(38,146,230DWT)に達している。
3.ドバイ港
同港(別名ラシッド港)は、ラシッド港湾局の管理下にある。
一般貨物船用の30バース(岸壁の全長5,887m、水深9.3〜11.5m)および沿海航路船用バース(岸壁の全長1,067m、水深6.1m)がある。
港の入口の約3キロ沖合に広大な錨泊地があり、ハシケを使用して荷役を行っている。岸壁クレーンの設傭がないので、本船の荷役装置を使用している。
コンテナ・ターミナルに5パース(31〜35号)があり、31号と32号はそれぞれ長さ225m、吃水13mで、荷揚げ設備のあるRo/Ro船やコソテナ船が使用している。
バース33号(長さ300m、吃水13m)にはコンテナ・クレーン(能力35トン)、34号と35号(各長さ300m、吃水13m)には三菱重工製の高架クレーン4基(能力41トンx2.51トンx2)がある。このほか、コンテナ・ターミナルにはストラドル・クレーン17基、フォークリフト(能力25トン)3基、その他多数のトレイラーがある。
また、バース35号には大型のRo/Ro用斜道があり、バース15号と17号には