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 WT型船の入渠工事が可能である。最大12万DWT型船の入渠可能な新規の浮きドックを建設する計画がある。このほか、各種船舶の小修理の可能な修理工場が多数ある。
 87年の入港船舶総数は974隻で、貨物取扱量は3,222,050トンに達している。

2.シュアイバ港

 同港は、岸壁の東側と西側に2バースがある。西バース(長さ503.5m)は1号(水深9.5m)、2号(同10.7m)、3号(同11.5m)の3バースから成り、長さ152.4mの船舶3隻を同時に収容できる。
 東側の有効バース・スペースは全長349.9m、水深7.7mで、長さ152.4mの船舶2隻の同時収容が可能である。東バースには岸壁クレーンの設備はないが、移動クレーン(能力3トン)1基が使用できる。
 新防波堤には15バース(全長2,870m、水深11〜14m)がある。
 新防波堤のバース15号〜18号には、コンテナ専用高架クレーン、フォークリフト(最大能力40トン)、その他各種のコンテナ荷役設備がある。
 タンカー・ターミナルには4バース(東側と西側に各2バース)がある。東バース(全長719m)は、長さ247m、吃水13.7mのタンカー2隻の収容が可能である。西バースは、長さ369m、水深12.19mと、長さ331m、水深12.12mの2バースから成っている。
 新防波堤のバース12号、13号、14号は、電動門形クレーン(能力15トン)4基が使用できる。バース6号には、硫黄積出し用のコンベヤベルト装置を目下建設中である。
 曳船は、2,100馬力が4隻使用できる。
 清水、食料、燃料油、ガスオイルなどの供給が可能である。
 船舶修理は、地元の修理工場で小修理が可能である。
 87年の入港船舶総数は、307隻(9,849,100DWT)に達している。

3.ミナ・アル・アーマジ港

 同港は、Kuwait Oil Co.(KOC)の管理する石油積出港である。
 タンカー・ターミナルには南埠頭と北埠頭(水深12.65〜17.98m)とがある。

 

 

 

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