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 23日に統一王朝を設置して、国名をサウジアラピア王国と定めた。
 サウジアラビアは、専制君主国であり、国王の権力は絶対的なものである。憲法はなく、イスラム教の戒律が国民生活の規範となっている。祭政一致の君主制は世襲であるから、イマーム(宗教指導者)の地位は代々の王が兼任している。
 サウジアラビアは、自由主義陣営に属しており、アラブ連盟では指導的立場にある。
 貿易関係では、日本の対サウジアラビア輸出は、86年の28億ドルから87年は32億ドルに増加している。輸出産品としては、約70%が機械・輸送機器などの工業製品で、そのほか金属製品、繊維製品などとなっている。
 日本は、サウジアラビアヘの機械・機器の主要輸出国であるが、87年の日本の対サウジアラビア輸出の伸びは、これらの輸出が好調であったことによる。なかでも輸送機器の輸出は、サウジアラビア市場の約80%を占めている。
 乗用車、バス、トラック、高級車など、米国の追い上げを受け競争は激化しているが、性能の良さなどで依然日本製品の人気は続いている。
 このほか、日本の主要輸出品目である電気製品(テレビ、ラジオ、テーブレコーダー、VTRなど)も急増しており、日本側の生産コスト引き下げや価格競争力の巻き返しに努めた結果が現れている。
 わが国のサウジアラビアからの輪入は、86年は52億ドルであったが、87年には73億ドルに伸びている。
 日本の輸入は、原油と石油製品とで99.6%を占め、特に最近では、SABIC(サウジアラビア基礎産業公社)と日本企業との合弁による石油化学開発ブロジェクトの開始に伴い、同ブロジェクトで生産した石油化学製品の輸入が急増している。

 

 

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