87年の入港船舶総数は、856隻(31,926,310DWT)に達している。
6.ラス・タヌラ港
同港は、ペルシア湾西岸の石油積出港で、360,700DWT型船(全長377m)の収容が可能である。
タンカー・ターミナルには、“T”字形の2埠頭があり、南埠頭(長さ365−7m、水深9.90〜10.06m)には4バース、北埠頭(長さ670.5m、水深12.80〜15.24m)には6バースがある。
北埠頭の北東1,707mの地点に、シーアイランド埠頭(水深25.90m)があり、1号〜4号埠頭のそれぞれに2バース(合計8バース)が設けられている。
また、ラス・タヌラ半島の西側に小型埠頭があり、小型船の給油および沿岸航路タンカーの積荷用に使用されている。
清水、食料、オイル・バンカー、潤滑油などの供給が可能である。
曳船は7隻が使用できる。
船舶修理は小修理が可能であり、潜水工事も可能である。
87年の船舶入港総数は、1,127隻(107,651,410DWT)に達している。
これら主要港のほか、ペルシア湾沿岸にはアルコバール、クアチフ、ウクエール、ダリン、ラス・アル・カフジなど、紅海沿岸にはクライバ、バクル、アルフジ、ウムルジ、ラビグ、アルリス、クンフーダ、ファラサン、アルカーマなど漁船および小型船舶用の港湾が多数ある。
サウジアラビア諸港による国際海上輸送貨物の取扱い実績は、次の通りである。