
(C) 需要状況
太平洋諸島における各独立国や属領国は、諸島間の海上輸送力の強化が望まれているが、現状では殆ど外国もしくは宗主国の海運力の支配下におかれている。
これら諸島間の貸客輸送用の小型船舶、各種ボート類、もしくは漁船などの需要は、小規模ながら絶えずあるが、必要とする船舶の調達は中古船の輸入によって行われているのが一般的である。
従って、新造船需要は当面、海外からの経済協力なしには期待できないものと思われる
。
(3) 港湾事情
(ナウル)
ナウル港は燐鉱石の輸出港で、ナウル燐鉱石公社(Nauru Phosphate Corp.)によって管理されている。
ナウル島西岸の深海に錨泊地(2バース)があり、一般貨物の荷揚げはハシケを使用して行っている。
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