全長210m以上、最大吃水9.55mを越える船舶は、沖合の錨泊地(水深11m〜16m)に錨泊し、ハシケを使用して荷役を行っている。
貨物保管設備は、港湾局所有の倉庫48棟(112,951平方m)、中継貨物倉庫47棟(139,742平方m)、露大倉庫(325,430平方m)などがある。
クレーン設備は、フローティング・クレーン(能力50トン)1基、移動クレーン(能力7トン〜40トン)17基などがある。
コンテナ・ターミナルには、コンテナ船専用の4バースがあり、各種のコンテナ荷役設備がある。
タンカー・ターミナルには、P.N.Pertamina社の運営する3バース(このうち、Semampir Jettyの2バースは長さ17.07m、吃水9.45mと10.9m、Nilam Utaraの1バースは長さ16.0m、水深8.0m)がある。
バルクカーゴ・ターミナルおよび液化ガス(LG)ターミナルの各設備も使用できる。
清水、食料、舶用ディーゼル軽燃料、高速ディーゼル燃料油などの供給も可能である。
曳船は6隻(800馬力、1,450馬力、1,740馬力が各2隻)使用できる。
船舶修理施設は、P.T.Dok dan Perkapalan Surabaya社の修繕、設備、海軍所有の浮ドック3基(能力20,000トン×1,2,500トン×2)、その他Djawimax N.Y.,P.T.Waisisl,P.T.Tekad,C.V.Ancka Rayaなど民間修理工場が使用できる。
同港の開発計画として、コンテナ船用の2バース(長さ500m、幅50m、低潮時水深10.5m〕、コンテナ高架クレーン、新コンテナ荷役装置、人型コンテナ・ヤード、新コンテナ貨物駅などの建設が予定されている。
港から25キロの地点にジュアンダ国際空港がある。
同港は、ジャワ島北岸の中間に位置し、別名タンシャン・エマス港として知られている。
1994年には、外航船796隻が入港し、合板、挽材、ゴム、タピオカ・チップス、海産食品、などの輸出貨物と、綿花、鋼材、紙、原材料などの輸入貨物を取り扱っている。
港外の錨泊地は低潮時水深13・0m、港内へ至る航行水路は低潮時水深10.Omで、港内は般人46,890DWT船(全長224.35m、吃水7.5m)の収容が可能である。
船舶の入港には、水先船の使用を強制される。
9月から3月に至る季節は、西から吹くモンスーンによる被害を受け易い。
主要設備は、外航船用埠頭(長さ605m、低潮時水深9.0m)、内航船用埠頭(長さ302m、低潮時水深5.0m)、漁船用埠頭(長さ500m、低潮時水深2.5m)、倉庫19棟(52,735m平方m)、危険貨物倉庫1棟(800平方m)、露天倉庫(84,730平方m)、移動クレーン(能力11トン〜40トン)3基、フォークリフト(能力2トン〜10トン)、各種トラック、トレイラーなどが多数ある。