
盟国であり、他の南西アジア諸国との関係を重視しており、その関係は基本的に良好である。
中近東諸国との関係については、石油供給国・援助国としても重要であり、これら諸国との友好関係の強化に努力している。 クウェート、サウジアラビアを始めとする中東諸国には、数万人のスリランカ人の出稼ぎ労働者が在住しており、その送金はスリランカの国際収支上重要な役割を占めている。
わが国との関係は古く、既に第二次大戦前から、わが国商船のコロンボ寄港が頻繁に行われており、また通商関係も密接である。 1952年の外交関係樹立以来、わが国とスリランカとの問には、特に大きな政治的懸案もなく、貿易、経済・技術協力を中心に良好な関係が続いている。
わが国との貿易関係では、日本の輸出入に占めるスリランカの地位は極めて小さいが、スリランカにとって日本は貿易相手国として大きな地位を占め、93年のスリランカの輸出では、米国、ドイツ、英国に次ぐ第4位(1億6,900万ドル)、輸人は第1位(3億8,900万ドル)となっており、恒常的に日本の大幅な出超が続いている。
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