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ら多数の船舶が置籍している。この制度のもとでは、税金はパナマ、リベリアなどと同程度といわれているが、船員の50%以上をスリランカ人とすることが条件とされている。
 スリランカは海運関係の調査統計が必ずしも十分でないため、明確ではないが、現在、海運会社としては、前述のCSCのほかに、小規模な民間の外航海運会社として、Mermaid Shipping&Trading Private Ltd.、その他数社がある。
 また、海運会社とはいえないが、国営のセイロン石油公社(Ceylon Petroleum Corporation)がタンカー2隻(2,134G/T)を保有している。
 更に、海運会社ではないが、従来、港湾関連業務を分担していた3機関を統合して設立された政府機関のスリランカ港湾公社(Sri Lanka Ports Authority,19Church Street,P.0.Box595,Colombo 1)が曳船、凌深船、高速巡視船、救難船、ライター、ランチ、バージなど各種港湾作業船を保有している。

 

 

 

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