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億6,760万ドルの赤字にとどまった。海外出稼ぎ労働者数は約25万人(全労働人口の約4.2%)で、送金額は3億4,700万ドルに達している。

 

 1992年の貿易面では、関税体系の簡素化、関税率の引き下げが継統され、また輸出振興庁による輸出産業の育成、スリランカで最初の国際見本市(EXP092)の開催など、官民一体の輸出振興キャンペーンが展開されたことも効を奏し、好調な輸出、外国からの援助、外資流入、中東への出稼ぎ労働者からの送金増もあり、経常収支の赤字幅もやや改善されてきている。

 

 1992年におけるスリランカの最大輸入相手国は日本(輸入総額の10.8%)であり、スリランカの最大輸出市場は米国(輸出総額の30.3%)である。
 その他の主要貿易相手国は、ドイツ、英国、イラン、韓国、中国、インド、シンガポールなどが上位を占めている。
 スリランカの主要輸入商品は、食糧(小麦、小麦粉、米)、機械機器、石油製品、砂糖などであり、輸出は紅茶、ゴム、ココナツ製品、繊維・衣料品、宝石などが主な輸出商品である。

 

 

 

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