現在、わが国とバングラデシュ問には、政治的懸案はなく、両国関係は、経済・技術協力を中心に極めて良好な関係が続いており、親日的な国民感情と相まって対日期待感も大きい。
　わが国の経済協力の実績は累計で、有償資金協力4，620億2，300万円（92年度まで、交換公文べ一ス）、無償資金協力2，240億2，900万円（92年度まで、予算年度べ一ス）、技術協力227億600万円（92年度まで、国際協力事業団“JICA”べ一ス）となっている。
　特に、わが国の無償資金協力については、バングラデシュは最大の受入れ国であり、わが国は1987年以降支出総額べ一スで第1位の援助供与国となっていたが、91年度は米国に次ぐ第2位供与国となり、次いで英国、ドイツ、カナダの順となっている。
　技術協力については、研修生受け入れ、専門家派遣があり、次の通りである。

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