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 バス、トラック、自転車、三輪車などの製造工場20社があり、国内需要の50%が国産で満たされている。


(窒素肥料)
 国内産の天然ガスを利用した大規模な肥料工場が、バングラデシュの5カ所に設立されている。これら5工場の生産によって、窒素肥料の国内需要は完全に満たされており、余剰分は輸出に向けられている。農業開発に重要な肥料として、最優先的な地位を占めている。


(医薬品)
 医薬品の生産は近年急速に増加しており、多国籍企業数社を含め合計180社が活動している。国内需要の75%が国産で賄われている。今後の生産能力の拡充が大きな課題となっている。


(化粧品)
 20以上の大中規模の工場が、石鹸、洗剤、化粧品を製造しており、国内需要を完全に満たしている。


(ガラス製品)
 板ガラス製造工場が1社あって、国内需要の90%を満たしている。コップ、水差しなどのガラス製品は、25カ所以上の工場で生産され、完全に国内需要を満たしている。


(皮革・皮革製品)
 製革、履物など皮革製品の80%が輸出に向けられているが、輸出総額に占める割合は、1987/88年の11.1%から90/91年は7.3%へと低下傾向にある。


(砂糖)
 自国産の砂糖きびから、年間約20万トンの砂糖が生産され、自給率は90%程度である。製糖産業の生産量は、砂糖きびの収穫量の減少のため、伸び悩んでいる。


(食用油)
 大豆製油工場が15カ所にあり、国内需要の約50%を賄っている。製油能力の拡充による今後の増産が期待されている。


(魚加工)
 魚加工工場が約25カ所にあり、主として輸出用のエビを扱っている。エビの輸

 

 

 

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