
技術協力は、91年度末累計(JICAべ 一ス )で156.95億円である。 難民関係援助は、91年度までの拠出額が448.6億円となっている。
対パキスタン主要援助国を1991年支出総額べ 一ス で見ると、(1)日本 ( 27.0 % ) 、(2)米国(24.2%)、(3)ドイツ(16.8% ) 、(4)英国(97%)の順で上位を占め、わが国が第1位となっている。 パキスタン在留邦人数は598人(92年10月現在)、在日パキスタン人は3,938人(92年6月現在)、パキスタンにおける日系進出企業数は39社(92年10月現在)となっている。
(8)輸出実績
わが国から、パキスタンヘ輸出した船舶は、同国の経済、外貨事情からして中古船が多いが、新造船は次の通りである。
(9)評価
パキスタンの船腹保有量は1993年12月末現在で約36万総トンであり、その規模は極めて小さく、また平均船令も19年で老朽船が多く含まれている。 このため、代替建造の必要があり第7次5 ケ 年計画(88〜93年)においても海運部門の整備拡充が計画されたが、財源不足(1993年12月末現在の外貨準備高 : 約11億ドル )のため、オイルタンカー(7,016総トン)1隻、バルクキャリア( 16,639総トン)1隻が増強された程度である。 わが国からは1980〜81年に13,000GTの貨物船数隻の輸出実績があるものの、その後は調査船が1隻ある程度で、船舶そのものの需要が殆んどない市場といえる。
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