
貿易関係については、パキスタンでは付加価値の高い工業製品などの輸出が伸びていないこともあって、貿易収支は恒常的な赤字が続いている。
パキスタンの主要貿易相手国は、1991/92年度における輸出相手国では、米国が首位(パキスタン輸出総額の12.7%)に立ち、次いで日本、香港、ドイツ、英国、サウジアラビアの順で上位を占めている。輸入相手国では、日本が前年度に引き続き第1位(パキスタン輸入総額の14.2%)の座を維持し、次いで米国、ドイツ、英国、サウジアラビア、フランスの順で大きなシェアを占めている。
パキスタンにとって伝統的に重要な貿易相手国は、西側先進国であるが、最近ではサウジアラビア、バーレン、クウェートなどの中近東諸国も重要な相手国となっている。
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