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ビの冷凍輸出の大半は日本向けである。

(B)漁船保有状況

 インドの漁船総数は、大小合わせて約10万隻といわれ、その大部分が3トン以下の無動力船であったが、1992年末現在では約2万3,000隻の動力船が稼働している。
 動力船のうち、100G/T以上の鋼 造 漁船は93年末現在201隻(合計39,638G/T)である。

(C)漁業開発計画

 インド政府は、外貨獲得源である水産物の輸出を重視し、水産業の近代化、発展に努力している。
 また、インド漁業の発展には漁船の近代化・増強、漁港の整備、水揚げ貯蔵設備の拡充、流通機構の改善などが必要とされている。
 このため、政府は漁業公社ならびに漁業協同組合の強化を図り、また年次開発計画においても動力漁船の近代化、大型化による増強、漁港設備の改善、魚類加工工場の増設などに力を入れ、漁業開発目標の達成を目指している。
 更に、その手段として、政府は公共機関からの低利融資を新船建造にっ い て貸付けるなどの優遇策を講じている。
 なお、最近10年間における漁船保有量の推移をみると、1982年の53隻(8,788G/T)が1993年までに隻数で3.8倍の201隻、トン数では4.5倍の39,638G/Tと著しく増強

 

 

 

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