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 以上のほか、海運会社ではないが、インド沿岸警備隊(Coast Guard)が巡視艇5隻(1,400G/T×2隻、1,250G/T×3隻)、 カルカッタ港湾局(Ca1cutta Port Trust)が水先船1,993G/T×2隻、一般貨物船1隻(342G/T )、国営のNorthem Railway が一般貨物船3隻(2,240T/T)、Ro /Ro 船1隻(518G/T )、客船1隻(2,400G/ T)、 その他政府機関(Lighthouses & Lightships Department)が灯台補給船2隻(3,390G/T)を保有している。

   (C)船腹拡充計画

 インド政府は第7次5カ年計画(87年4月〜92年3月)では、自国船取比率をタンカーで100%、不定期船で50%、 定期船で40%を目標に250万G/Tの代替建造を含め、300万G/Tの船腹拡充を行い、最終年度の92年には 保有船腹量を750万G/Tにすることを計画したが、海運市況の低迷と外貨不足により、計画に基づく船腹拡充の目標を達成することはできなかった。現在施行中の新第8次5カ年計画(92年4月〜97年3月)においても、海運部門は、重点分野の一つに指定されており、政府は海運業の発展のためには、老朽化船を近代的かつ効率的な船隊にすることにより、対外的に競争力のあるものにすることの重要性を十分に認識し、船腹拡充に強い意欲を示している。

   (D)需要状況

 インド商船隊の平均船令を船種別にみると次の通りであり、多数の老朽船が稼動していることがわかる。

 

 

 

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