1990年に対外債務の支払いが集中したため、外貨準備高は15億ドルまで落ち込んで危機状態にあったが、92年以降回復し、93年12月末現在101億ドルを超え、安定した模様である。 インドの国際収支は独立以来、赤字を続ける貿易収支を貿易外収支と移転収支の黒字で補うパターンをとっている。 工業化政策による石油、原材料、資本財などの輸入増大により、貿易収支の赤字
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