工業部門(鉱業、製造業、建設業および電力事業を含む)は、GDPの約43.3%(93年)を占め、就業労働人口の約31.9%がこの部門に従事している。
鉱業は、就業労働人口の約0.5%(93年)を占めているに過ぎないが、GDPへの寄与率は7.8%に達している。
工業部門のGDPは、1980〜91年の期問に年平均約7.7%の割合で増加している。
1993年におけるマレーシアの天然ガスの確認埋蔵量は2兆1,700億立方メートル、原油の確認埋蔵量は43億バレルに達している。
原油および天然ガスの輸出(92年)は、輸出収入総額のそれぞれ8.8%、2.5%を占めている。
マレーシアは、世界でも有数の錫生産国であるが、92年の輸出高は輸出収入総額の僅か0.7%を占めているに過ぎない。
その他の主要鉱物資源としては、ボーキサイト、銅、鉄鉱石などの埋蔵もある。