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故防止、火災予防、健康指導を実施するとともに、必要ある場合は社会福祉協議会や市役所、消防署等に通報して必要な措置を要請した。

(4)困りごと相談ネットワーク

 ア 防犯灯の点検整備

  自治会、四国電力、電気工事店の協力を得て地区内のパトロールし、防犯灯、街路灯の点検を実施し、新たに8灯を整備して「暗がり」の除去に努めた。

 イ 子供の水の事故が予想され危険箇所点検整備

  モデル地区内をパトロールし、水路、海岸線の排水溝など危険箇所の把握に努めるとともに危険標識を設置したり防護柵を設置するなど事故防止措置の実施につとめた。

 ウ 環境整備パトロールの実施

  モデル地区内のゲームセンター、ナイトショップ、ビデオショップ、パチンコ店、空家等少年非行や犯罪の温床となりやすい場所のパトロールを実施し、管理者・所有者に対策を要請するなど環境の浄化に努めた。

 4 活動事例

〜地区住民総参加による地域安全パレードで広報実施〜

(1)実施日時  平成8年10月13日   10:00〜11:30

(2)実施場所  宮西地域安全モデル地区

(3)実施主体  宮西地域安全活動推進モデル地区連絡協議会

(4)参加者    宮西防犯協会支部員、推進指導員等、民生児童委員、PTA・愛護班貝、少年警察協助員等、老人クラブ、婦人会、小学生、新居浜警察署員など合計150名

(5)実施内容

 モデル地区推進指導貝等150名が地区内「口屋跡記念公民館」に集合し、新居浜地区防犯協会長(新居浜市長)の来賓あいさつ等出発式を実施したあと、広報車を先頭に小学児童ら参加者が全国地域安全運動ポスター貼付のプラカード、風船、チラシを携行して地区内をパレードして地区住民及び一般通行人に対して地域安全の重要性をアピールした。

(6)その他

 街頭パレード状況は、地元愛媛新聞をはじめ、新居浜CATAなどマスコミ各社が取材し、ローカルニュースとして報道・放映された。

 5 モデル地区活動の効果

 モデル地区指定に伴い、推進指導員等は勿論、全地域住民が『地域の安全は自分たちで』とする防犯の原点に立ち返って真剣に取組んだ結果、窃盗犯罪被害の認知件数は前年124件に比べて、重要窃盗犯の空巣狙いなど9件を含む30件と4分の1の減少をみるなど好成績を収め、地域住民の中にも「小さいことからでもやればできる。」という自信をもつことができた。
 また、各種行事を推進する過程で、地区内の民生児童委員をはじめ各種ボランティア組織の理解と協力を得ることができ、相互の連帯意識及び自治会内での防犯意識は高まっており、今後の活動が大いに期待できる。

 

 

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