管理者への破損の通報、年四回のロードやオブジェの点検・清掃活動の実施、活動や管理状態を主体とした広報紙の発行等を積極的に推進した。
　この活動が開始されてから、オブジェの盗難・器物損壊事件は皆無となり、また、清掃活動を通じて地域の少年が観光客に対して、はつらつとした挨拶をする等少年の非行防止活動に役立っている状況が認められる。
　更に、少年から老人までという幅広い会員組織による活動をとおして地域の連帯感が強くなり、地域住民から感謝されている。

　5　モデル地区活動の効果

　モデル地区として、上記記載の活動重点項目を中心に推進したが、特に『水木しげるロードの清掃活動』は、最も効果が上がった例であり、地域住民に地域安全活動の重要性・必要性を認識させることができた。
　また、『自転車防犯診断の実施』は、公民館単位の各地区での地域住民による住民独自の地域安全活動を展開しようとする意識の原点となって、活動が活発化しつつある等地域安全思想が定着し、効果があった。

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