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(8)その他

 ○防災とボランティアの日に伴う防災講習会の開催及び防災訓練の実施

 ○ボランティアの警察施設等への視察研修会

 ○暴力団追放市民(町民)大会の開催

 ○橋本市及び高野町における「青空防犯教室」の開催

 ○地域住民と警察とのふれあい活動の実施

 ○地域安全置き傘キャンペーンの実施

 ○地域安全推進員の活動体験談発表「地域安全を語る会」の開催

 4 活動事例

 「居住環境整備モデル地区」対策会議及びパトロール活動

 「居住環境整備モデル地区」の設置

 平成7年末頃から、橋本市の北部に位置する新興住宅地区に於いて、侵入強盗の発生・公共施設への侵入事犯・シンナー遊びの非行少年・防犯灯に対する器物損壊・暴走行為等が頻発し、不審火の発生もあり、地域の体感治安の悪化が著しくなった。
 従って、同地区の総合的な安全施策を緊急に講じる必要があることから、関係機関・団体に働き掛けて、対策会議を開催し、「居住環境整備モデル地区」に指定した。
 対策会議には、橋本市役所、青少年センター、学校関係者等の関係機関及び地域安全推進員、少年補導員、交番連絡協議会、地区自治会等の関係団体並びに警察から生活安全担当者及び交番勤務員が出席し、今後の対策について協議し、

・関係機関・団体による合同パトロールの実施(毎月第3土曜日、少年を非行から守る日に実施)

・地区施設の点検・整備(防犯打設置必要箇所等の点検等)

・広報活動の推進(地域安全ニュース、自治会ニュース、学校ニュースの発行)

・電話ネットワークによる迅速な連絡体制の確立(文書連絡から電話連絡に切替え)を決定した。

 5 モデル地区活動の効果

(1)合同パトロール実施の際に、周辺駅前・繁華街の駐輪場での自転車・オートバイ盗難防止、並びに放置自転車の撤去についての啓発札を活用した結果、前年発生件数365件から269件に96件減少した。
 公園、暗がり、死角となる場所等チカンを誘発するおそれのある箇所の点検等により防犯灯7基を新設し、10基を修理するなど「暗い道路」から「明るい道路」へ変換を遂げ、従来続発していたチカンの出没を押さえたほか、少年の溜り場やシンナー遊び等が減少し、地区住民の不安を払拭した。

(2)行政においても、同モデル地区活動の成果が高く評価され「パイロット地区事業」全体に対する予算額が増額された。

(3)その他「パイロット地区」活動により、橋本署管内の刑法犯発生件数が前年1,014件から865件に149件減少するなどの効果があった。

 

 

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