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 また、平成8年度申、地元住民でもあるモデル地区活動推進員の協力により、かねてより懸案事項であった深夜スーパー防犯連絡協議会等の職域防犯団体の結成と活性化についても絶大な役割を果たした。

 4 活動事例

 「タイムリー、かつ地域に密着したモデル地区活動の推進」

 モデル地区活動の拠点である橋本地区においては、隣接の男山地区と並んで公然わいせつ、痴漢等の性犯、少女を対象とした声がけ事案等が頻発している地区があり、当該事案を誘拐等の重大事件の前兆事案として捉え、モデル地区活動推進員を中心として、地元自治会、橋本小学校PTAらが一丸となって徹底した防犯活動を展開した。
 また、当該地区は、旧来の住宅地と新興住宅地が混在しており、乗物盗等の路上犯罪等が頻発していることから、「見せる防犯活動」を主眼に地域安全活動を実施した。
 まず、広報活動については、地域安全ニュース、ミニ広報紙、駅頭配布のチラシ、交番だより等の各種広報媒体を有効に活用して、事件情報の提供、防犯指導、自衛方法等の指導等を行った。
 また、10月23日、モデル地区推進員並びに八幡署との協働による防犯パトロールを実施、さらに11月28日、橋本小学校PTAを巻き込んだ防犯パトロール等を実施し、その際に、あわせて有害環境浄化活動、居住環境整備活動の一環として、青少年に悪影響を与える恐れのあるテレクラ等の立看板、ポスター等の除去活動、防犯灯の玉切れ、危険箇所の点検活動等を実施した。

 5 モデル地区活動の効果

 これらの活動の結果、性犯等の発生については、やや減少という状態であったが非侵入盗の発生件数については、管内全域で発生件数686件(前年比△48件)と大幅な減少傾向を見せた。
 また、当該モデル地区活動が地域安全運動の模範となり得たことから、当該活動を地域安全ニュース等で紹介することにより、他の防犯団体に対する啓発効果が認められ、地域安全活動の活性化に大きく貢献した。

 

 

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