日本財団 図書館


 
(5) 継続的な農村地域による犯罪の未然防止活動
モデル地区内は農村が多いことから、これまで問題としてあげられていた農村地域の防犯意識の低下を解消するため、広報活動や防犯診断を実施し、不備のある民家に対しては防犯診断表による改善点を指導するなど犯罪の未然防止と安全意識の向上を図ることができた。
(特異活動事例)  <有害環境の実態調査と排除活動>
新潟オアシス3アップ作戦にあわせたピンクビラ、有害図書販売機等の有害環境一掃活動を実施した。
モデル地区推進指導員・推進員はじめ少年補導員・少年指導委員、自治防犯会長・防犯委員、PTA,NTT、電力会社等が中心になって地区全域の電柱等に貼られているテレクラ・ツーショットダイヤル等のピンクビラの有害環境排除活動や有害雑誌・ビデオ販売機等の実態調査を実施して次のような成果があった。
◎ ピンクビラの排除 
4月25日弥彦村地域内ビラ150枚
6月 3日巻町地域内 ビラ200枚
7月18日弥彦村地域内ビラ100枚
10月 7日巻町地域内 ビラ150枚

 その他モデル地区全域で実施し、総数4,500枚のビラを排除した。
 
◎ 雑誌・ビデオ販売機等実態調査
  9月7日モデル地区内全域で実態調査
 ○ 有害雑誌・ビデオ販売機 10台
 ○ ツーショットカード販売機 6台
 を把握するとともに、有害環境の排除、青少年の健全育成活動に努めた。
 
◎ テレクラ規制に関する陳情
県知事及び県議会議長に対し、「テレホンクラブの規制に関する陳情書」を提出した。
5 モデル地区活動の効果
モデル地区に指定を受けたことによって、活動の中心となる推進指導員等の意識付けをはじめ、諸活動をとおして、青少年達や活動が低調であった自治体の地域安全に関する認識を高める成果や農村地域における防犯意識の低下を解消にみちびくなど地域安全意識の向上を図ることができた。

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION