日本財団 図書館


1 都道府県名
福島県
2 モデル地区名
メッシュセフティ原町市
3 重点となる活動項目
(1) 地域安全パトロールの実施
5月1日と6月9日に原町市内において不審火が6件相次いで発生したため、6月14日夜から地域安全推進員や原町市防犯指導隊員が原町市内の防犯パトロールを実施した。
(2) 女子中学生に対する声かけ事案が多発する通学路の見回りの推進
11月7日から11月23日までの間、原町市内において女子小学生や女子中学生を中心に声かけ事案が13件連続的に発生したため、11月23日から12月7日までの間、地域安全推進員が中心となり、防犯指導隊や町内会・PTAを巻き込んで連日多発する地域において防犯パトロールを実施した。
原町市防犯指導隊の13の支部隊と防犯協会原町支部の49の分会等がそれぞれ計画を立てて4〜5人で受け持ち地域をパトロールした。
(3) 防犯診断の実施
毎月10日を中心に、原町市防犯指導隊の13支部隊が自主的に受け持ち地域の防犯パトロールを実施し、鍵掛けなどの防犯指導を行い、さらにその効果を回覧板で通知した。
(4) 公園や遊び場の暗がり等危険箇所の点検活動の推進
ア 原町市内において声かけ事件案が連続的に発生したため、昼間に公園や遊び場の暗がり等危険箇所の点検を実施した。
イ 夏休みにおいて子供達が遊びに行きやすいため池、河川、公園や用水池などに子供達が落ちる危険性があるとか、変質者に連れ込まれる危険性があるような危険箇所がないかどうかを点検して、不備な点が見つかった所はその管理者に改善を申し入れた。
(5) 自転車などの乗り物の防犯診断の推進
原ノ町駅前駐輪場を中心に自転車が相次いで盗難にあい、それが少年非行の総量を押し上げていることから、地域安全推進員や防犯指導隊員とで自転車などの乗り物防犯診断を定期的に行い、自転車の防犯登録や鍵掛け、二重ロック、バイクの鍵抜きの推進を図った。
(6) 先進地域推進隊との合同研修会の開催
9月17日に地域安全活動の先進地である岩手県の八巾町地域安全推進隊との合同研修会を開催し、地域安全条例などの先駆的活動について研修した。
4 活動事例
「女子中学生に対する声かけ事案が多発する通学路の見回りの推進」
(1) 11月7日から11月23日までの間、原町市内において声かけ事案や強制わいせつ未遂事件が連続的に発生した。
内容は女子小学生に対する声かけ事案が4件、女子中学生に対する強制わいせつ事件未遂が2件、女子高校生に対する強制わいせつ未遂事件及び声かけ事案が6件、女子会社員に対する強制わいせつ事件が1件発生した。

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION