- 1 都道府県名
北海道(釧路方面)
- 2 モデル地区名
釧路地区地域安全活動促進モデル地区
- 3 重点となる活動項目
釧路地区が地域安全活動促進モデル地区に指定されたことに伴い、推進指導員等を中心として、各市町村内町会に対し、防犯意識を高揚させることを活動重点とした。
- 4 活動事例
釧路地区は、1市4町1村(釧路市、釧路町、阿寒町、白糠町、音別町、鶴居村)からなり、管内人口246,575人、世帯数99,837である。
平成8年4月、全国防犯協会連合会から地域安全活動モデル地区の指定を受けたことに伴い、より強化な組織づくりをめざすため、釧路地区地域安全活動パイロット地区指定に伴う発足式を実施することになり、5月13日準備委員会を設置した。
委員には、平成6年10月7日釧路警察署長、釧路地区防犯協会連絡協議会会長名で委嘱した、地域安全活動推進委員111名の中から、釧路地区防犯協会連絡協議会会長名で15名を選出し、同時にモデル地区の推進指導員、推進員に指定した。
委員は、各自治体、各種団体に働きかけをし、6月30日発足式を実施した。
発足式には、各自治体の首長、各種団体の長、町内会会長等200名が参加し、安全な街づくりを推進指導員が宣言した。
15名の推進指導員、推進員は、発足式後それぞれ地域において、町内会単位の防犯診断パトロール、防犯講演、推進員同志の街頭啓発、研修会も積極的に実施した。
防犯診断パトロールは、一戸々住宅を訪問し、施錠の確認、パンフレットの配布、さらに大型店舗の駐車場の盗難防止を実施した。
9月1日釧路方面防犯協会連合会、釧路地区防犯協会連絡協議会主催の『けん銃根絶シンポジウム』には、推進指導員が、釧路地区防犯協会連絡協議会副会長、理事であるため、各自治体の首長、各種団体の長、町内会会長等に呼び掛けをし、350名出席し、議会にも銃器根絶の決議を呼び掛け、管内の自治体から「銃器根絶」の議決を得た。
- 5 モデル地区活動の効果
区 分 ・ 年 | 平成7年 | 平成8年 | 増減 |
侵入 盗犯 | 空巣狙い | 237 | 206 | △31 |
非 侵 入 盗 犯 | 自動車盗(キーあり) | 83 | 118 | 35 |
自動車盗(キーなし) | 71 | 49 | △22 |
二輪車盗(キーあり) | 38 | 26 | △12 |
二輪車盗(キーなし) | 206 | 153 | △53 |
自転車盗(キーあり) | 728 | 647 | △81 |
自転車盗(キーなし) | 361 | 352 | △ 9 |
車上狙い(施錠あり) | 257 | 196 | △61 |
車上狙い(施錠なし) | 387 | 320 | △67 |
これまでの活動は、警察主導型であったが、今回のモデル地区活動を機に防犯ボランティアリーダーの指導のもと、住民主導型になり、防犯意識が芽生えつつある。
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