日本財団 図書館


../images/113-1.gif

 次にC点のスイッチをonとすると、負荷に電流が流れるので、ダイオードが逆バイアスのときは、C1にたまった電荷が負荷に流れて、B点の電圧は同図(c)のように変動する。これは、C1が大きいほど、また負荷に流す電流が小さいほど(Rが大きいほど)電圧の変動が小さいことになる。このようにC1を付加することにより、同図(b)の実線の電圧変動が同図(c)のように小さく滑らかになるので、このC1を平滑コンデンサと呼んでいる。

 

../images/113-2.gif

 図5・43のように二つのコンデンサの間にチョークコイルを付加し交流分を流れにくくすると、さらに平滑効果は増す。図5・41の回路は図5・32の検波回路と全く同じであるが、ダイオードの耐圧・電流容量は大きなものを用いている。

(2) ブリッジ形両波整流回路

 半波整流回路では交流の上半分しか用いず、下半分は捨ててしまうことになる。そこで図5・44のようなフリッジ形両波整流回路を用いれば両方とも有効に利用することができる。図5・45(a)のような電圧が図5・44のA点に加わる場合、電圧が+のときはダ

../images/113-3.gif

 

 

 

前ページ     目次へ    次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION