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図2・14(a)のように、インダクタンス(L)を接続した回路に交流電流 i = √2・I・sinωt 〔A〕を流せばLを貫く磁束が絶えず変化し、逆起電力 eL〔V〕が生じる。この逆起電力eLはiよりも位相がπ/2〔rad〕遅れていて、その実効値を EL〔V〕とすれば

[[画像]] 022-1.gif となる。

ところが、Lに加える電圧vは eLを打ち消して、iを流さなくてはならないから、その位相はeLよりもπ〔rad〕すなわちiよりも[[画像]] 022-2.gif

進む必要があるので、その実効値をV〔V〕とすれば、

[[イ霖?] 022-3.gif

となる。

それ故に、電流iは図2・14(c)に示したように、電圧vより[[画像]] 022-4.gif だけ位相が遅れることになる。

そこで、周波数をf〔Hz〕とすれば、実効値IとVとの間には、次の関係がある。

[[イ霖?] 022-5.gif

 上式中の 2πfL = ωLのLは交流電流を妨げる性質があって、これを誘導リアクタンスと称し、XLの量記号で表し、その単位にはオーム(単位記号Ω)を用いる。

 

 

 

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