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機械的なインターロックが備えられている場合には、確実に動作し、作動中、レバー、ピン、ロッドなどが異状な騒音を発しないことを確める。
(8)同期検定装置及び並行運転回路試験
発電機端子にそれぞれ異なる電源を接続し、同期検定灯及び検定器を操作し並行運転動作を確かめる。
(9)極性及び相回転方向
定格電圧において接点又は切替開閉器の操作などにより表示灯の点滅を確める。
(10)表示灯試験
定格電圧において臨点又は切替開閉器の操作などにより表示灯の点滅を確かめる。
(ll)絶縁監視装置及び地絡表示灯(接地灯)試験
絶縁監視装置及び地絡表示灯の動作を確認する。絶縁監視装置の警報設定値は監視しようとする電気回路の正常時における絶縁抵抗値の1/10を標準とする。なお絶縁監視装置と地絡表示灯を併用する場合は相互間にインターロックを施す必要がある。
(12)絶縁抵抗試験
主回路、制御回路ともに各極間充電部と接地間、主回路と制御回路間の絶縁抵抗を500V絶縁抵抗計で測定し1MΩ以上のこと。
(13)耐電圧試験
絶縁抵抗試験を行った箇所に表2・19に定められた電圧を1分間加えて試験する。
 

表2・19 配電盤の耐電圧試験(NK規則)

 
2・6・3 復習問題(7)
(1)配電盤の母線の絶縁間げきについて、NK規則ではどんな規定があるか。
(2)配電盤の回路試験について述べよ。
(3)配電盤の電気的インターロック試験はどんな試験があるか。
2・7 始動器及び制御器
2・7・1 構造検査
2・6・1配電盤の構造検査で述べた項目のほか次の各項目について外観構造を確認する。
(1)外形及び取付寸法
承認図により外形寸法を測定し、許容差は次による。

 

 

 

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