負荷時の界磁電流i3を算定する。算定式はここでは図2・4の特性曲線例から定格界磁電流を算定してみる。図からi1、i2が求まるとi3は次のようにして算定する。
として近似的に求まる。
(2)短絡比の算定
短絡比Sは、無負荷定格電圧発生時の界磁電流含。と、三相短絡時、定格電流を流すに要する界磁電流i2との比で表す。
短絡比はディーゼル発電機で1.0前後、タービン発電機で0.8程度である。特に電圧変動率が小さいことを要求する場合は1.5以上のものもある。
(3)電圧変動率の算定
負荷時の界磁電流を求めると、電圧変動率は無負荷飽和特性曲線図2・4から次の式により求められる。
力率1.0の電圧変動率
ここに、
EO;定格電圧(V)
E;i3(1.0)における電圧(V)
E’;i3(0.8)における電圧(V)
なお電圧変動率は一名、固有電圧変動率と称し、AVRを使用した電圧変動率と区別している。
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