日本財団 図書館


 

なる。

130-1.gif

三相交流の全体の瞬時電力Pは各相の瞬時電力の和に等しいから

130-2.gif

ところで、(7・87)式の第2項は2倍の周波数で最大値はEIで、それぞれ4π/3の位相差があるから各瞬時値の和は零である。
よって、

130-3.gif

即ち、平衡三相回路の瞬時電力の大きさは平均電力(有効電力)Pに等しい。この式から時間に無関係であって一定である。
(1)負荷がY結線の場合の電力
図7・66は、負荷側がY結線であるから、この場合において、線間電圧をV2〔V〕、線電流をIl〔A〕、相電圧をEp、相電流をIp〔A〕とすれば、各相の電圧。電流を求めると、7・9・4から

130-4.gif

三相電力 P=3Ep Ip cosθ(5・89)式による。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION