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のように線電流は相電流に等しい。
また、Y結線の電源とY結線の負荷側を図7・61のように結線してみると中性点に流れる電流は零であるから、中性点間の接続電源は省いてもよい。しかし、中

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図7・61

性点を必要とする場合はこの限りではない。
〔例題〕
Y結線にした場合の線間電圧が230
〔V〕である三相交流の相電圧は何〔V〕か。

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7・9・5 △結線の線電流と相電流との関係

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図7・62

図7・62(a)において、E1、E2、E3を相電圧
Vab、Vbc、Vcaを線間電圧又は端子電圧というo
l1,12,13を相電流
lab、lbc、lcaを線電流というo
これらの関係のベクトルで示せば(図7・62(b)参照のこと。)
Iab=I1−I3=I1+(−I3)図7・6 2(b)に示すとおり。
Ibc=I2一I1=I2+(−I1)上図と同様に書ける。
ICa:I3一I2=I3+(−I2)上図と同様に書ける。
図7・62(b)から更に詳しく計算すれば次のようになる。

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