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このような三相交流では、位相の進んだものから順に第1相、第2相、第3相又はa相、b相、c相などと名前をつけ、かつ、このような各相の順序は相順(PhaseSequence)といわれている。
また、相順のことを相回転といわれ、相回転はベクトルの同義と同様に反時計式である。
図7・56ではe1が第1相又はa相、e2が第2相又はb相、e3が第3相又はc相という。

 

7・9 三相交流の特質

7・9・1 三相交流の各相の和
三相交流の特質の一つは、各相の電圧又は電流の瞬時値の和は常に零であることである。次にこれを示す。
(7・70)式は電圧の瞬時値を示したが電流の瞬時値についても同様に次のように表される。

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