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7・6・7 電圧、電流の有効分の無効分
交流回路において、電圧と電流の間に位相差があるときは、図7・55(a)のよう

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図7・55

に電圧E〔V〕を電流I〔A〕の同相の成分EWとπ/2〔rad〕の位位差をもつErとに分解し、また、図7・55(b)のように電流I〔A〕を電圧E〔V〕の同相の成分IWとπ/2〔rad〕の位相差をもつIrとに分解して考えると便利な場合がある。この関係を式で次のように表す。
EW=Ecosθ〔V〕、Er=E sinθ〔V〕…(7・68)
IW=Icosθ〔A〕、Ir=Isinθ〔A〕…(7・69)
ここで、EWは電圧有効分、Erは電圧無効分、lW’は電流有効分Irは電流無効分である。これらの式を使って電力と無効電力を示せば次のようになる。
電力:El cosθ=E(I cosθ)又は=I(E cosθ)
無効電力=EI sinθ=E(I sinθ)又は=I(Esinθ)

 

7・7 復習問題(5)

(1)Sin2θ+cos2θ=1なることを証明せよ。
(2)sinπ/6、sin π/4、sin π/3、sinπ/2それぞれの値はいくらか。
(3)cosπ/6、cosπ/4、cosπ/3、cosπ/2それぞれの値はいくらか。
(4)電圧の瞬時値e=Em sinωt、電流の瞬時値i=Imsin(ωt−90°)の電力P(瞬時値)を計算せよ。
(5)電圧の瞬時値e=Em sinωt、電流の瞬時値i=Imsin(ωt−θ)の電力P(瞬時値)を計算せよ。
(6)弧度について説明せよ。

 

 

 

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