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〔例題〕
RC直列回路で、電圧がe=√2Esin ωt〔V〕で電流がi=√2I sin(ωt+θ)〔A〕であるとき、電力P=EI cosθ〔W〕であることを説明せよ。

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7・6・3 力率
7・6・1の抵抗のみの回路の電力P=El〔W〕で、直流の場合と同様であるが、7・6・2のインピーダンス回路の電力P=El cosθ〔W〕でcosθが案じてある。このcosθを電力を表す率という意味で、電力率、略して力率という。英語でPower factor、略してPfと書く。

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図7・52

図7・52(a)は、水車の羽根にP点から直角に水があたるときは最も強いが、Q点からθの角度で水があたるときは弱い、これを換言すれば、
OP’=OQ cosθ となる。
即ち、OP−OP’=PP’だけ弱い、これをベクトルで説明すれば図7・52(b)はE・I=Pであるが同図(c)ではP=E・I cosθ=E・I’となる。
電圧と電流間に位相差があれば、有効の電力PはE×Iでなく、E×I×cosθとなる。このcosθを力率という意味が理解できると思う。
よって、力率をPfで表せば上式は次のようになる。

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