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VcはIからπ/2(90°)位相が遅れている。(7・4・2(a)(3)参照のこと。)したがって、VLとVCとの位相差はπとなる。
これらの関係は図7・32に示すとおりで、VとIとの大きさの関係は

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このZにはRが除かれてあるので特にリアクタンスといい一般にXを用いる。

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(5)RLCの直列回略

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図7・33

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図7・34

図7・33は、R〔Ω〕、L〔H〕、C〔F〕が直列に接続された回路にV〔V〕を加えた図で、この場合のベクトル図は図7・34である。〔V〕〔I〕の大きさは前記(2)、(3)、(4)にならって次のように求められるVRはIと同相、VLはIよりπ/2進み、VCはIよりπ/2遅れている。
よって、

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