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この合成抵抗を求めるには、抵抗R〔Ω〕の部分は電圧と電流が7・4・2(1)で述べたように同相であるが、自己のインダクタンスL〔H〕の部分では電圧がπ電流よりπ/2進んでいる。
このように位相が異っているところではそれぞれ別々に計算し、次にそれらをベクトル的に合成することが計算上便利である。
この場合、流れる電流をi=√2 I sin ωt〔A〕とすればRの両端に加わる電圧は

101-1.gif

回路に加わる全電圧VはVRとVLとの合成である。

101-2.gif

この関係を直角三角形で表せば、図7・27のようになる。

101-3.gif

図7・27

これから

101-4.gif

が得られるから、上式は次のようになる。

101-5.gif

 

 

 

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