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ようになる。
θ=θ1−θ(7・22)
(5)ベクトルと虚数(j)の積
(a)ベクトルAoa+jbにCを乗じた場合
A’=CA=C(a+jb)=Ca+jCb…(7・23)
となり、これをベクトル図に描けば、図7・17のとおり、結局、絶対値がC倍となり偏角θの値は変化しない。

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図7・17

(b)ベクトルA=a+jbに虚数(j)を奏した場合
A’=jA=j(a+jb)=ja+j2b=−b+ja…(7・24)
となりこれをベクトル図に描けば、図7・18のとおりとなり

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図7・18

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〔例題〕絶対値が10で偏角が300のベクトルAに、j3を乗じたら、その絶対値A’と偏角θ’はそれぞれいくらになるか。

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