6・2・2 ベクトルの正と負
図6・7
図6・7において、図6・7(a)のようにbからaに向って起電力eが発生したとすれば、これをベクトルで表す場合、図6・7(b)のように基準ベクトルとしてEと示す。次に図6・7(c)のように、aからbに起電力e’が発生したとすれば、これはeとは180°の向きが変わっているので図6・7(d)のようにE’のベクトルが書けるはずである。ところが方向だけ180°異り、その量が等しければ一Eとも書ける。よってE’=−Eと書いてよいことになる。
6・2・3 ベクトルの和
図6・8
図6・8(a)のように、起電力EAとEBの和は図6・8(b)のように考えられる。よって、このベクトル和を求めるには図6・8(c)、(d)、(e)のようにEAとEBの平行四辺形を画きその対角線がベクトル和となる。即ち、合成起電力Eとなる。描き方は図6・8(c)、(d)、(e)の何れでもよい。式で書けば
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