6・1・12 角速度
図6・5
速度は単位時間に物体が変位する割合をいう。例えば、t時間に物体が距離Sだけ動いたときの速度Vは
となる。
これと同様な考え方で、角速度とは、単位時間に回転角の変化の調合を角速度といいω(オメガ)を用い単位記号に〔rad/s〕を用いる。
図6・5において腕rがOを中心としてA点からt秒後に角AOB、即ち、θ〔rad〕回転してB点に達したとすると、角速度ω(オメガ)は
となる。
したがって、ω〔rad/s〕の角速度でt〔s〕秒間回転すれば弧度θ〔rad〕は
となる。
〔応用〕
図6・5においてrが1回転すなわち2π〔rad〕だけ回転する時間を周期T〔s〕という。(この意味は何回も回転を繰り返すことから周期という。)
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