6・1・10 倍数の三角関数
〔応用〕臨時値e=Em sin ωtの実効値を求める。
6・1・11 弧度
一般には、角度を表すには度〔°〕、分〔′〕、秒〔″〕を用いるが電気工学の計算上では弧度(ラジアン、radian)を用い、記号はθで表し単位記号〔rad〕とする。
図6・4
弧度(ラジアン)とは図6・4のような半径1の円(単位円)の円周上を回る点Pの動いた円周上の距離によって角を測る方法である。円弧の長さによって角を測るから弧度という。
そこで半径1の円の円周=2π・1=2πであるから弧度で測ると360°は2π、180°はπである。これを次のようにかく。
360°=2π〔rad〕 180°=π〔rad〕
よって、
となる。
(1)360°の弧度:半径rの円周の長さは2πrで、これが円弧の長さとなり全円
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