る目的があるから低域フィルターを使用する。これを例示すれば次のものがある。
その何れかが整流回路に併用される。(図5・8参照のこと。)
図5・8
5・2 電圧、電流、抵抗、オームの法則
直流発電機を電源として直流回路を設定し、これについて電圧、電流、抵抗、及びオームの法則の関係をみよう。
図5・9
図5・9の直流回路において、直流発電役の起電力E〔V〕が発生し、抵抗負荷R〔Ω〕にスイッチを閉じて、電流I〔A〕を流したとする。
この場合の電流I〔A〕は、負荷に流す電流であるから負荷電流という。
このように、負荷電流は当然発電機内部にも流れるため、起電力E〔V〕-Ir(発電機内部の損失電圧)=V〔V〕だけが発電機の端子電圧V〔V〕となって、負荷R〔Ω〕と対立し合う。即ち負荷Rに流れる電流により、IR〔V〕の電圧と対立し釣り合うことになる。
したがって、このことは次のような関係になる。
この関係式を1・9・1項で述べたようにオームの法則という。
(5・1)式を変形すれば
以上3式は交流の場合にも使用される。また、図5・9についていえば、起電力E〔V〕-Ir〔V〕の式でIr〔V〕は発電機起電力を減ずる役目をするのでIr
前ページ 目次へ 次ページ
|
|