日本財団 図書館


 

即ち無負荷であれば、全起電力は次のようになる。個数をm個とすれば全起電力E=E1+E2+E3+……Em、E1=E2=E3……Em=Eoとすれば

050-1.gif

実際では電池を直列接統する場合には同一規格の同一形式のものを使用するから(4・4)式及び(4・5)式においてmEoならびにmroが成り立って(4・6)式のV1及び(4・8)式のIのようになる。
(3)電池の並列接続
電池においては規格上何ボルトで何時間率容量(船用では10時間率容量で決めてある。)というように容量は決めてある。使用にあたって容量不足であれば図4・8に示すように各電池の正極は正極同志負極は負極同志に接続して容量を増すことができる。この接続法を並列接線という。

 

050-2.gif

図4・8

 

図4・8において各電池の起電力をE1、E2、E3、内部抵抗をr1、r2、r3、抵抗負荷Rに電流を流したときの電流を〔I〕、そのときの端子電圧を〔Vt)とすれば次のように計算できる。なお、各電池の端子電圧及び電流をそれぞれ

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION