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バッテリーが正しく挿入されると赤色のQUICKランプが点灯し、急速充電が始まります。やがて充電が完了するとQUICKランプが消え、代わりに緑色のTRlCKLE(トリクル)ランプが点灯します。(通常は60分〜90分で充電完了します。)
トリクル充電はバッテリーパックの自己放電を補い、常に満充電の状態を維持するためのものです。充電が完了しても実際の通信に使用するまでは、このままトリクル充電を続けて下さい。
注意●充電器はACアダプタではありません。充電器に接続したまま通信しないで下さい。
●必ず本機に付属する専用充電器を使って下さい。指定外の充電器を使いますと、機器の故障や、火災を引き起こす恐れがあります。
●充電は周囲温度が10℃〜40℃の範囲で行なって下さい。極端に低温または高温の環境で充電を行なうと正常に充電できないだけでなく、電池の性能を劣化させることになります。
●機器を長期間使用しない場合でも3か月に1度は充電を行なって下さい。過放電させるとバッテリーが劣化します。本体電源SWを切り忘れないようにして下さい。
●本機に使用しているバッテリーパックの寿命は約300回の充電放電サイクルが目安となっています。1回の満充電に対する運用持続時間が極端に短くなった場合はバッテリーの寿命と考えられますので、新しいパックと交換して下さい。(古いバッテリーパックは水中に投棄したりせず、弊社の営業所または代理店にお持ち下さい。)
●振動や動揺で充電電極の接触に断続がおこると、充電不足のまま充電完了となることがあります。
●新品の正常なバッテリーでも長い期間充電せずに保管していた場合は、本来の性能を発輝するまでに多少の時間を要することがあります。(これは本機に限らすNiCd電池一般の特性です。)当初は持続時間が短いこともありますが、3〜4回充放電を繰り返すうちにバッテリーの機能が回復します。
NiCd電池にはメモリー効果といって、電池を充分に使いきっていないのに充電すると、定格容量まで充電できなくなり、すぐに使えなくなってしまう現象が起こります。このときは専用のバッテリーテスター“BT−5”を使用してバッテリーパックの容量回復を行いながらバッテリーパックの機能良否判定を行なって下さい。この方法については“3.9 バッテリーパックのテスト方法”の項を参照して下さい。

 

 

 

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