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いちいち気を配っていなくても、不良品、作業ミス、怪我、その他不具合を自然に取り除ける仕組みをつくり、不具合を発見すること。
? ポカヨケの種類
イ) 作業ミスがあれば品物が治具に取り付かない仕組み
ロ) 品物に不具合があれば、機械が加工をはじめない仕組み
ハ) 作業ミスがあれば機械が加工をはじめない仕組み
ニ) 作業ミス、動作ミスを自然に修正して加工を進める仕組み
ホ) 前工程の不具合を後工程で調べて不良をとめる仕組み
ヘ) 作業忘れがあれば、次の工程がはじまらない仕組み
などが考えられる。
? ポカヨケの方法
イ) 識別方式(目で見て発見しやすくする方法)
○ランプをつける
○色別する
ロ) 治具方式(治具を工夫する方法)
○異品は取りつかない
○取りつけミスのとき作動しない
ハ) 自動化方式
○加工途中で不具合がおきたら機械をとめる方法
ポカヨケ改善事例の1例を表5.5.4に示す。
プレス作業においては、両手でスイッチを押さないとプレスが作動しないとか、電車やエレベータではドアーが完全にしまらないと動かない、などの例のようにポカヨケは最初安全面に多く取り入れられたがその後品質面にも数多く採用されるようになってきた。
ポカヨケは人間のミスを防止するための手段として取り入れられ、その後機械の自動化、専用化が進むにつれ機械自身のミスを防止するための手段としても、数多く採用されるようになり、人間と機械のミスをなくし、品質、安全、能率などの向上と信頼性を高め、確実に「品質を工程で作りこむ」ことをねらった非常に重要な手段となってきている。
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新商品とか、また現商品の改善に関して、このような製品を作れば会社の利益が増すとか、こんな製品があれば便利だろうという商品開発に関するアイデアの提案を「開発提案」といっている。
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