日本財団 図書館


 

図5.4.1 設計工程の管理のしくみ

082-1.gif

5.4.4 開発・試作および初期流動における品質情報管理
新製品の開発や試作段階において多数の業務が存在し、同時に各種の情報が派生する。この段階における主な情報活動を品質管理面からみると次の内容が挙げられる。
? 不安事項の洗い出し
? 不安事項の検証方法の明確化(試験項目の明確化を含む。)
? 各試験の確実な実施
? 試験結果の評価
? 不具合事項に関する改善
? 設計変更に関する管理
これに関する情報は短期間に多量に発生するため、おちなく確実に処理を行うことが必要となる。また、開発、試作、初期流動においては保証すべき品質の確認洩れを防ぐこと、不安事項について対策のタイミングを失わないことが重要で、このため検証項目、試験評価項目ごとに検証結果、試験結果、それらの全体の進捗状況、不具合項目、不具合項目別重要度分類、対策回数の多い不具合項目等の品質情報が要求される。一方、新製品開発及び初期流動の段階では、確実迅

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION